遠近両用メガネは一つで遠いところと近いところを、
見ることができるというメリットがあります。
遠くも近くも見えるようにするために、
一枚のレンズの中に度数が遠中近と3つ分入っています。
しかし、そのように度数に変化があると目に負担がかるのではないだろうか?
遠近両用メガネって疲れるのでは?
もくじ
◆遠近両用メガネって疲れるのだろうか?
遠近両用メガネの疲れは「条件」によります。
疲れる条件とはなにか?
・初めての使用の場合
・近くの物を長時間見る場合
・自分に合っていない
といった事が挙げられます。
日常生活や仕事、趣味などの場面で幅広く活用できる遠近両用メガネですが、
使い方次第では疲れることもあるのです。
◆初めての使用の場合
遠近両用メガネを初めて使用する場合は、どうしても慣れません。
普通のメガネとは構造が違います。
ですから今までとは違う見方で見る必要性が出てくるので慣れるまでは疲れます。
これは遠近両用メガネに限らず、はじめての事はなんでも疲れます。
初めて行う事は、どのように対処すればいいのかもわかりませんから、
余計な動き、無駄な動き、力の入れかた、などで、いっぱいいっぱいです。
慣れてくることで、体が楽をすることを覚えます。
そうなれば遠近両用メガネで疲れるという事は減ります。
◆近くの物を長時間見る場合
老眼の症状としては近くの文字などに焦点が合わなくなるというものです。
それを補うものとして遠近両用メガネを使います。
遠近両用メガネを使うと、見えなかった近くの文字がはっきり見えます。
しかし、その状態でスマホや本などを長時間見ることで目が疲れます。
・なぜ疲れるのか?
このように近くを見る時には目の筋肉は収縮をします。
つまり、ずっと力を入れている状態が続くのです。
ずっと力を入れてると、どうしても疲れます。
近くのもの見ればどうしても目は疲れるものなのです。
遠近両用メガネを用いて近くのものを見る時にはピント合わせの筋肉に加えて、
視線を下のほうに向ける必要があります。
レンズ下部の視野が限定された近視用の部分を覗かなければいけないからです。
短時間であれば特に問題がありませんが、
長時間になると筋肉が疲れてしまい疲れる原因となります。
◆自分に合っていない
メガネの度数が合っていないと、
目がピントを合わせようとすることで疲れてしまいます。
また購入した当初は合っていたとしても、
だんだんと視力が衰えていき度数が弱まっているというケースも多いです。
そのような場合には調整が必要です。