遠近両用メガネは、上部が遠くを見るためのレンズになっていて、
下部が近くを見るためのレンズになっているメガネです。
つまりは一つでマルチに見える便利なメガネとなります。
そういった言葉を見るとメリットしかないように思えたりします。
実際のところ遠近両用メガネのメリットとデメリットについてはどうなのだろう?
もくじ
◆遠近両用メガネのメリットとデメリットについて
遠近両用メガネのメリットとデメリットには、
メリット
・近くを見る時にメガネを外さなくていい
・ストレスが減る
・疲れが減る
・老眼であることがバレにくい
デメリット
・想像していたよりも見えない
・歪んで見える
などがあります。
ちなみに上記のメリットとデメリット関しては、
初めて私が遠近両用メガネを利用して個人的に感じている事です。
私の状況については、
・普段からメガネを掛けている
・40を過ぎて、メガネを掛けて読書ができなくなった
・仕事は基本的、室内でのデスクワークと軽作業
・遠近両用メガネの主な使用用途は仕事
といった感じです。
◆近くを見る時にメガネを外さなくていいというメリットについて
遠近両用メガネのメリットである、
「近くを見る時にメガネを外さなくていい」についてですが、
40歳を過ぎるまで普通のメガネで遠くも近くも見えていました。
しかし、老眼が進行すると近くが見えません。
特に書類上などの文字や数字が小さいと判別がつかない状態です。
そこで、メガネを外して裸眼で見るとはっきり見えます。
確認したら今度はパソコンで入力します。
しかし、メガネを外したままですと、
今度はパソコンの画面やキーボードが全く見えません。
ですからメガネを掛け直します。
こういった動作はホントに面倒なんです。
しかし、遠近両用メガネを掛けるとですね、
昔のようにメガネを掛けたまま、あらゆる作業ができます。
◆ストレスが減るというメリットについて
ストレスが減るというメリットについてですが、
これは先程の動作(メガネの掛け外し)とも大き関係しています。
メガネの掛け外しの動作って見えない字が現れる度にしなくてはなりません。
これは非常にストレスを感じます。
ホントに面倒くさいのです。
で、仕方ないからメガネを掛けたまま手を伸ばして書類を遠くにします。
すると、なんとか見える場合もありますが、見えない場合もあります。
この手を伸ばす動作も本来なら、いらない行為ですから本当にストレスです。
見えるとか見えないとか、すごく微妙なものとして、
数字の6と8と9と3などがあります。
どれなんだ?と考える時間が必然的に必要になるんです。
問題を解くわけでもないのに考えるなんて、やはりストレスです。
こういったストレスは遠近両用メガネを掛けたその日から無くなりました。
◆疲れが減るというメリットについて
疲れはストレスとほぼ同じです。
見えにくいから、目を凝らして見ようとすると目がホントに疲れます。
それを繰り返すしかないとなると、気づかないうちに結構な疲れが溜まります。
姿勢も悪くなるから肩凝りなんかにもなります。
そういった疲れが遠近両用メガネで無くなります。
◆老眼であることがバレにくいというメリットについて
老眼になると手に持ったスマホなどを顔から離します。
その動作ですぐに分かります。
またメガネを外して見ようとします。
老眼鏡の場合には、鼻に欠ける感じにかけます。
中距離以上見る場合は顎を引いて上目遣いでもいます。
逆に近くを見る場合は顎を突き出して見ます。
これらの動作は普通に見える人は絶対にしない行為となりますから、
すぐに老眼だとバレます。
遠近両用メガネは普通に見えていた頃に近い状態で見ることができます。
また見た目も普通のメガネです。
なので、もともとメガネを掛けていた人にとっては、
周りから見ればなんの違和感もありません。
ただ、もともと裸眼であった人はメガネを掛けることになりますから、
目が悪くなったと見られます。
しかし、老眼鏡を鼻にずらして掛けている人と違い、老眼とはバレにくいです。
◆想像していたよりも見えないというデメリットについて
遠近両用メガネのデメリットとしては、
思っていたよりも見えないということです。
・どういうことか?
今まで普通のメガネで見ていた見え方というのは視界が広いんです。
同じ度数でも視界が広いだけでよく見える気がするんです。
その視野の広い状態が普通の基準となります。
そこに遠近両用メガネに変えることで視野が狭くなります。
そうなると「あれ?見にくい、見えない」と感じます。
普通のメガネで見える度数と同じ度数で遠近両用メガネを作ってますから、
一応、度数的には問題なく見えるはずなのですが、
どうしても視野が狭いと見えないと感じるのです。
◆歪んで見えるというデメリットについて
この歪みは、普通のメガネの時にはありませんでした。
特にパソコンなど使う時には顔を左右に動かします。
その時に机やキーボードが視界に入るのですが盛り上がって見えます。
めちゃくちゃ盛り上がるわけではないのですが、若干曲がった感じがあります。
顔を動かす度にこの状態が視界に入ると、少しクラクラします。
この歪みに関しては構造上どうしようもなくデメリットとなります。