40代に差し掛かった頃から本やスマホを見ようとすると文字が見えにくい。
しかし遠くはちゃんと見えたリします。
このような老眼の症状に見舞われた時に必要となるのがシニア用のメガネ。
ですがシニア用のメガネをみていると遠近両用メガネと老眼鏡とがあります。
この遠近両用メガネと老眼鏡の違いってなんでしょう?
もくじ
◆遠近両用メガネと老眼鏡の違いって?
遠近両用メガネと老眼鏡の違いを簡単にいうと、
・老眼鏡は、近くしか見えないメガネ
・遠近両用メガネは、近くも遠くも見えるメガネ
となります。
それぞれ、もう少し詳しく見ていきます。
◆老眼鏡について
手にした資料や書物の文字、スマートフォンの画面などが、
老眼の症状により、はっきり見えなくなります。
そんな場合に老眼鏡を装着すると、はっきりと見えるようになります。
これは子供の頃小さい虫などを観察する時に使った虫眼鏡に似ています。
見る対象が大きく拡大されるのです。
レンズの度数に関しては、+1.00や+1.50などという感じで
数字が大きくなるほど強い度数になります。
例えば。。。
30cmくらい離せば見えるというなら+1.00。
40~50cmくらい離せば見えるというならば+1.50。
となり、年を重ねるにつれて老眼が進むと離す距離が長くなります。
そして度数も強くなります。
老眼鏡は近くしか見えません。
ですから、名前を呼ばれた時やテレビの内容が気になった時など、
本やスマホから顔をあげると何も見えません。
近くを見る作業が済んだり、遠くを見る時には老眼鏡は外します。
装着するのは、あくまでも近くの物を見る時に限られるのが老眼鏡の特徴です。
◆遠近両用メガネについて
一方、遠近両用メガネは手元から遠くまで見ることができます。
その理由として遠近両用メガネのレンズには累進レンズが使われています。
累進レンズとは遠くから近くの度数を一つのレンズに収めたレンズです。
上から遠方>中間>近くという順番で見える仕組みとなっています。
ですから老眼鏡が近くだけなのに対して、どこの距離でも見ることができます。
遠近両用メガネには累進レンズの他に、もうひとつ種類があります。
それは二重焦点レンズを使った遠近両用メガネです。
二重焦点レンズとは2種類のレンズを使います。
一つは遠くを見るためのレンズが大部分を占めています。
そこに近くを見るためのレンズが小窓として下の方についています。
累進レンズは度数の境目がないのですが、
レンズの境目がはっきりしているので見てすぐにシニアグラスだとわかります。
近くを見るためのレンズの小窓が老眼鏡と同じになります。
もともと私の場合視力が低くて、メガネをかけていました。
そこに老眼の症状が現れました。
ですから普通のメガネでは近くは見えません。
老眼鏡を使おうとする場合、眼鏡の上から老眼鏡をかぶせると近くが見えます。
この状態を一つのレンズにしたのが二重焦点レンズです。
さらに二重焦点レンズの境目をなくしたのが累進レンズとなるのです。