
近視も老眼も今まで見えていたものが見えにくくなることです。
どちらも見えにくくなる事なのに近視と老眼という言葉があるのは、
それぞれに違いがあるからですよね。
じゃあ、近視と老眼の違いってなんだろう?
もくじ
◆近視と老眼の違いってなんだろう?
近視と老眼の違いには、
・発症年齢
・見える対象の距離(遠近)が真逆
・水晶体の屈折異常と調節異常
といった3つの点において違いがあります。
◆発症年齢の違いについて
人間は年齢を重ねるに連れて体の機能が衰えます。
これはいわゆる老化現象。
特に40代に入ってから目の能力の低下の進行が速まります。
40代になる老眼になったと感じる人が増加します。
一方、近視は老眼と違い年齢に関わらず生じるという特徴があります。
成人や高齢者はもとより、
小学校に入学する前段階の小さな子供においても発症する可能性があります。
◆見える対象の距離(遠近)が真逆とはどういうことか?
老眼の症状としては、遠くの物はこれまでと変わらぬ様子で見る事ができます。
しかし書物や携帯電話、パソコンの文字など、
顔に近い距離の対象物が見えにくくなるという症状です。
このように遠い物は見えるものの、
近くにある物が見えにくくなってしまう症状を老眼と呼びます。
一方、遠くの物に焦点が合わず、ぼやけて見えない。
しかし対象物を顔に近づけるほど見えやすくなるのが近視です。
このように近視は老眼と生じる変化が真逆なのです。
◆水晶体の屈折異常と調節異常
目というのは、視界に入った物を網膜に映し出します。
映し出された情報は視神を通り脳に到達し、
脳が判断する事で目視確認に繋げるという仕組みになっているのです。
対象物を網膜に映し出すためには水晶体の厚みを変化させる事によって、
はっきりとした情報が映し出せるようになっています。
これがピント合わせです。
水晶体の厚みを変化させるためには、
水晶体に繋がっている筋組織を伸縮させる必要があります。
日頃から近い距離にある物を見る習慣が多かったり、
遺伝的に筋組織の働きが弱い場合には筋組織がうまく動かなくなるため、
結果的に水晶体の厚みも変化せず網膜に鮮明な情報が映し出されなくなります。
そのため、ぼやけたまま網膜に映し出された情報を脳が判断するので、
近視特有の遠くの物に焦点が合わない見え方が生じます。
これを屈折異常といいます。
老眼では遠くを見るときには自然体の状態。
つまり水晶体の形を筋組織を使って変化させる必要がありません。
しかし近くを見る時には水晶体を上下から抑えることで厚みを出し、
ピントを調節する必要があります。
ですが老眼は老化です。
老化により筋肉が衰えますから、
水晶体を抑える力も衰えてピントが調節できないのです。