遠近両用メガネって慣れるには年齢が低いほうがいいの?

目の老化は40代から本格的に始まります。
遠近両用メガネは年齢が低いうちから利用するのが好ましいと言われます。

遠近両用メガネに慣れるには年齢が低いほうがいいのでしょうか?

どうして年齢が低いほうがいいのだろうか?

◆遠近両用メガネは年齢が低いほうがいいのか?

具体的な年齢は決まっていませんが、
遠近両用メガネって慣れるには年齢は低いほうがいいのは事実です。

でもなぜ年齢が低いほうがよいのだろう?

遠近両用メガネを掛け始める年齢が低いほうがいいのは、

・度数の差が開いてしまう
・疲れ

この2つが主な理由となります。

◆度数の差が開いてしまうとはどういうことか?

人間は年齢を重ねるにつれて、ピントを合わせるための能力が低下します。
これは単純に筋力の低下です。

ピントを合わせるためには筋力が必要となります。

ですが人間の体の動きって年齢とともにどうしても衰えます。
20歳と40歳では大きく変わってきます。

これは体全体の事であるとともに目に関しても言えることなのです。

老眼は年齢とともに進行します。
それはつまり年齢が高いほど見えにくくなります。

ですから、見えるようにするためには、より強い度数が必要になります。

遠近両用メガネは遠くを見る度数と近くを見る度数が一つのレンズにあります。

老眼というのは遠くを見る度数はそれほど変わりませんが、
近くは年齢と共に、どんどん見えなくなります。

近くが見えなくなるにつれて、より強い度数を使用します。

そうなると、遠くを見るレンズの度数と、
近くを見るレンズの度数の差が大きくなります。

この度数の差が大きいほど遠近両用メガネの違和感が増します。
そして違和感が大きければ大きいほど慣れにくいと感じます。

ですから度数の差があまりない年齢の低いほうがいいのです。

◆疲れについて

遠近両用メガネってメガネの上部で遠くをみて下部でちかくを見ます。
その視線の使い分けが自然にできるようになるのが慣れるということです。

目線の使い分けを無意識にできるまでは、
目線の位置を見る距離によって意識的に変えなくてはなりません。

この意識的に変えることが、結構ツライし疲れるのです。

今まではパッと見ることができていた事が、顎を引いて上の部分で見たり、
顔を動かさずに目線だけを下げて見たりしなくてはなりません。

これをするのも年齢を重ねれば重ねるほど疲れやすくなります。

若い頃はたくさん歩いても大丈夫だったのに、
年をとると少し歩いただけで疲れちゃうのと同じです。

その結果遠近両用メガネに慣れるのが大変となり、億劫になります。

さらに目の疲れは頭痛や肩こりの原因になりやすいです。
そうなるとさらに嫌になります。

ですから年齢の低いうちに遠近両用メガネにチャレンジするのが良いのです。

おすすめの記事