遠近両用メガネは目に悪いのだろうか？掛けると良くない？

2019年8月19日 2019年8月19日

遠近両用メガネは、一枚のレンズの中で遠方を見るための度が一番上に入り、
続いて中距離、近距離と見え方に変化もたらすことができる便利な眼鏡です。

しかし、構造上、どうしても左右に歪みが生じるところがあり、
慣れないうちは見えづらい人も多くいます。

見えづらいので目も疲れやすくなります

そんな遠近両用メガネをかけることでさらに目が悪くなるのではないか？

◆遠近両用メガネは目に悪いのだろうか？

実際のところ、遠近両用メガネに代えたたからといって、
視力が悪い状態になることはありません。

遠近両用メガネを掛けることで、
今までのメガネと違い視野が狭くなり、また歪みで見えにくくなります。

その結果、慣れないうちは非常に目が疲れます。

この非常に疲れる事から目が悪くなるのでは？と感じるのかもしれません。

しかし。。。

・もし遠近両用メガネを掛けない場合はどうでしょう？

普通のメガネでは小さい字が見えません。
見えにくい字をなんとか見ようとすることで目が疲れやすくなります。

その状態は老眼が治らない限り続きます。
しかし、老眼は治りません。

ですから、ずっと疲れる状態が続く方が目や体にとっては良くないんです。

・じゃあ遠近両用メガネを掛けることで老眼の進行は防げるのか？

さきほど遠近両用メガネは目に悪くないと言いました。
目に悪くはないのですが、それと老眼が進むのとは違います。

老眼の進行は止めようがないのです。
それは老化現象だからです。

ですから遠近両用メガネを掛けていても老眼は進行するのです。
もちろん掛けていなくても進行します。

まとめると。。。

遠近両用メガネは目に悪くない
しかし、老眼の進行は止められない（老化現象）

となります。

でもメガネって掛けると視力が落ちるとかいいますよね？

図のように視力とは筋肉のリラックスと収縮により、
遠くと近くにピントをあわせる仕組みです。

目が悪くなるとは慢性的な疲労によりこの調節がうまくいかなくなることです。

これは合わないメガネを掛けていると視力が低下します。
逆に言えばきちんと処方したメガネであれば視力は落ちにくいとなります。

そして老眼の場合は老化による筋力の低下ですからメガネ以前の問題なのです。

遠近両用メガネも度数やフレームなどによって見え方に違いがあります。

きちんと自分にあった眼鏡を装着していないと、
気分が悪くなったり、頭痛や眼精疲労などの症状を感じるかもしれません。

そうなれば老化だけでなく実際に目が悪くなる可能性もあります。

ですから店舗できちんと相談し決めたほうが断然良いのです。