加齢により細かい文字が見にくくなった場合、
今までは特に問題なかったのに目が悪くなることで生活に支障がでてきます。
例えば。。。
目が悪くなることで集中力が欠けてしまう。
好きだった読書なども疲れるからあまりしなくなる。
このように仕事や趣味などにも変化があるケースもでてきます。
目は日常生活を送るうえで大きな影響を及ぼします。
そのための道具として遠近両用メガネなどが市販されています。
しかし、初めて遠近両用メガネをつくる場合にはなにもわかりません。
その一つが度数の決め方です。
遠近両用メガネの度数の決め方はどうすればいいのか?
もくじ
◆遠近両用メガネの度数の決め方はどうすればいいのか?
遠近両用メガネの度数は、
「近くを見るための度数」をどう調節していくかが重要になります。
その度数の決め方は「はっきり見えるようにするかどうか」です。
「はっきり見えるようにするかどうか」とは具体的にどういうことか?
◆「はっきり見えるようにするかどうか」とは?
目が悪くなるとメガネを作りますよね。
遠くが見えないので遠くが見えるように度数をあわせていきます。
それと同じ理屈で老眼になると近くが見えなくなったので、
近くを見るための度数を決めていくのです。
私の場合、もともと目が悪く近視用のメガネを作りました。
その時の度数の決め方は、
1.5の視力にするか1.0の視力にするかです。
つまり「はっきり見えるようにするかどうか」です。
どうして、はっきり見える度数設定と少し度数を落とした設定があるのか?
◆なぜ、はっきり見える度数設定と少し度数を落とした設定があるのか?
はっきり見える度数設定と少し度数を落とした設定があるのは、
度数がキツイとクラクラしたり、目が疲れたりしやすいからです。
そのためわざと度数設定を低くするのです。
このような度数設定は遠近両用メガネの場合も同じです。
遠近両用メガネの場合ですと「近くを見るための度数」です。
「近くを見るための度数」を強くすると歪みが大きくなるんです。
そうなると、目が疲れやすくなったり、クラクラしやすいことになります。
結果、使いにくいメガネとなってしまうのです。
私の場合は「近くを見るための度数」は、+1.25に設定しました。
この+1.25という数字が「加入度数」というものです。
この加入度数の目安としては、
40才・・・ +0.75
45才・・・ +1.25
50才・・・ +1.75
55才・・・ +2.25
60才・・・ +2.50
という感じになります。
この加入度数の数字が大きくなるほど歪みが大きくなり、視野が狭くなります。
つまり、加入度数の数字が低いと歪みが少なく、視野も広いのです。
この加入度数の設定が「はっきり見えるようにするかどうか」です。
じゃぁ、加入度数の設定はどうすればいいのか?
◆加入度数の設定はどうすればいいのか?
加入度数の設定をするには、眼科ではなく眼鏡屋さんで検眼します。
いろんな度数のレンズを使用して見え方を決めていきます。
そこで自分にあった度数に設定します。
近くがはっきり見えるようになるからと加入度数が高くしても、
目が疲れたり、視野が狭くなったりしては、
結局、遠近両用メガネをを使わなくなりますから使いやすい状態に設定します。
私の場合+1.25で比較的加入度数が低いので違和感が少ないと言われていますが、
実際に出来上がってかけてみると、明らかに普通の眼鏡より使いにくかったです。
遠近両用メガネは加入度数が低いうちに使用し始めるのが良いとうのは、
低くても違和感があるから、なるべく違和感が少ないうちにということなんです。